それでは、どうなったら留年してしまうのでしょうか? これは、不登校になって学校を変えたりするときにも影響してくることなので、とても重要です。
留年は、高校のシステムが“学年制”か“単位制”のどちらかによって大きく異なります。
通常、全日制高校では、多くの学校が“学年制”を採用しています。特に“単位制”をアピールしてなければ“学年制”だと思ってもらって構いません。
“学年制”は、1年間に修得しなければならない科目と単位数が決められており、それをクリアできないともう一度同じ学年で過ごさなくてはならなくなります。
したがって、五月雨登校(学校に行ったり行かなかったりを繰り返すタイプ)の場合は、休み方にも注意が必要です。
例えば、月曜の朝になると調子が悪くなってしまい、学校を休んでしまう子どもは、他の曜日の授業を完璧にこなしていても、出席日数の関係で月曜日の科目の単位が修得できなくて、留年してしまうことがあります。
たまたま、月曜日の休みが多くなってしまった子がいたのですが、6月ごろに学校から連絡があって「○○の教科の出席日数が足りなくて、このままでは単位が取れずに留年してしまいます。あと2回しか休めません!」と言われました。
同じ科目を集中的に休んでしまうと、合計で10日くらいしか休んでなくても、進級が危うくなってしまう場合があります。
留年などの可能性がでてくれば学校から連絡が入ると思いますが、ご家庭のほうでもきちんと管理しておきましょう。
一方、最近では“単位制”の学校も少しずつ増えてきています。通信制高校の多くは“単位制”ですが、全日制の高校ではまだまだ少数派です。
“単位制”は“学年制”のように、各学年で修得しなければならない科目や単位数は決まっておらず、ある程度自分の好きなように科目を選択して履修することができます。
各年度で修得しなければならない単位数などが決められていないので、留年するという事はありませんし、“学年制”のように次の年度の時間割が決められてないので、テストなどが上手くいかずに修得できなかった科目も次年度履修し直すこともできます。
もちろん、必修科目を履修し、所定の単位を修得しなければ卒業する事はできないので、だらだらしていいわけではありません。